かいばしらんらん日記

自分の気になった事、ちょっとしたお話から詩など幅広い。

とある話 その2

登場人物

・コースケ

・ナノコ

 

コースケ「おい!お前!」

 

ナノコ「何だよ!」

 

コースケ「ふざけんなよ!」

 

ナノコ「何がだよ!」

 

コースケ「これ誰だよ!」

 

ナノコ「はぁー!?

誰ってあんたバカじゃないの!!?」

 

コースケ「バカじゃねぇよ!

これ誰だよって聞いてんだよ!

この写真に写ってる男、誰だよっっ!!」

 

ナノコ「あんただよ!!!」

 

コースケ「…………」

 

ナノコ「アンタだよバカ!」

 

コースケ「これ、おれですか?」

 

ナノコ「そうだよバカ!」

 

コースケ「っそ、、う、嘘ぁ、」

 

ナノコ「このカーリングポテトみたいな寝癖も!アンタ以外誰だって言うのよ!!」

 

コースケ「カーリングポテトって……

な、お、怒んなよぉ、」

 

ナノコ「ここに写ってるバックだって!

『海外の粉みたい♡』って

アナタが買ったやつじゃない!!」

 

コースケ「俺そんなこと言ったっけ?」

 

ナノコ「言ったわよ!!

その日に一緒に行ったお洒落なCafeでアナタ

日焼けCREAM塗りたくったみたいな

サーファーらしき男の人にぶつかられて

コーヒーひっくり返しちゃったじゃない!

熱いのにって心配したんだから!」

 

コースケ「そんな事あったか?」

 

ナノコ「確か5年前の冬よ!」

 

コースケ「冬にサーファーの男って笑」

 

ナノコ「居たんだって!!

アナタその時言ってたじゃない!

『あー、なんか海行きてぇ〜なぁー』

って!!

それで私が

『こんな寒い中海には行きたくないよ』

って言ったらアナタ、『じゃあ山に行くか』

って言った!」

 

コースケ「うん」

 

ナノコ「寒いのヤダなって思ったけど!

星が見たかったから一緒に行った!!

『暗いから気を付けてね』って言いながら

コースケが一人でズッコケたじゃん!!!

コースケ泣きそうに笑ってて」

 

コースケ「…うん」

 

ナノコ「私がその時コースケのことす!!!!」

 

 

ナノコ「………へ?」

 

コースケ「ふっ」

 

ナノコ「……、はぁ、?」

 

コースケ「忘れるわけないだろ〜〜」

 

ナノコ「…(唖然)」

 

 

 

コースケ「今日は?」

 

 

 

 

ナノコ「……………はっ!」

 

コースケ「結婚記念日、と、」

 

 

 

ナノコ「……、エイプリルフール……」

 

 

コースケ「そーでーす!!

いやいやぁ〜、

にしてもさっきのは可愛かったですねぇ、

ナノコのアレが

また聞ける時が来るなんて!?と思ったのに、

途中で気づかれちゃったなぁ失敗〜」

 

 

ナノコ「前から変人だと思ってたけど!!

嘘の付き方まで変人だとは予想外でしたぁ!」

 

コースケ「ふははっ!」

 

ナノコ「タンドリーチキン野郎がっ!」

 

コースケ「ナノコって

例え方が大抵ジャンクフードなんだよな〜」

 

ナノコ「悪かったわね」

 

コースケ「……こんな変人を、

いつも、ありがとうな」

 

ナノコ「何よ急に、…まぁ?5年も経つし?

流石に慣れるわよね〜」

 

コースケ「ナノコも変人だからね〜」

 

ナノコ「そうね〜

って!私は普っ、」

 

コースケ「俺と結婚した時点で変人だ」

 

ナノコ「……ふっ、」

 

コースケ「なんだよ」

 

ナノコ「そんなドヤ顔でいわないでよ」

 

コースケ「どやどや」

 

ナノコ「調子乗るなっ、あーお腹すいた」

 

コースケ「なに食おっか」

 

ナノコ「たけのこ〜」

 

コースケ「や、それお菓子じゃん」

 

ナノコ「ふんっ!コースケのキノコッ!」

 

コースケ「お、おい!

キノコ派だって一定数いるんだぞ!!

そんな悪口のように吐き捨てるなッッ!あとな!

ゆっておくがな!俺はたけのこ派だっ!

頂こうじゃないかっ!!!」

 

ナノコ「コースケは貝柱でも食べてなよ」

 

 

とある話2  Fin

 

最後まで読んでくださった方、

ありがとうございます。

最後のゴリ押しアピールは許して下さい。

どうしても貝柱愛が溢れてしまって笑

面白かったらまた、読んでくださると

泣いて喜びますので。

以上、かいばしらんらんでした

またお会いしましょう(´˘`*)